23

午前。芦部浦で起床。数人がテレビを見ており、NHKの「いだてん」を一緒に見ることになる。少し前にベルリンオリンピックの時の映像を見ることがあり、たいして今の状況と変わらないような気もした。オリンピックはもうすぐだし、国民感情を掻き立て過ぎる内容に少し違和感はあるが、確かによくできたドラマだと思う。

十時頃。SさんKさんにお礼のご挨拶。別れる。

十二時にポットの予約を入れていたので、それまで近くの運動場で本を読み日向ぼっこ。十二日にマラソン大会があるからか、走っている一人いた。

十二時にピッザリエ・ポットへ。サンデーピクニックのことを聞く。十九日は郷ノ浦のほうで参加とのこと。やはり一月にイベントを実現するのは難しいかもしれない。ピザ窯前のカウンターに座り、ピザがつくられる様子を見る。小麦粉はやはり面白い。成形し、熱を加えると変化するのは、粘土やプラスチックと同じだし、分量や熱の加え方で仕上がりが変わるのも面白い。研究しないと扱えない素材だから、職人的になっていくのは分かる。ポットオーナーの素早い手さばきを眺めながら食事。うまい。

Yさんから、アジが釣れたから、おかずは買わなくていいよ。との連絡が入る。シェアハウスは、家や共同スペースをシェアするというだけではなく、いろいろなことをシェアするので面白い。

食事後、少し帰宅。門司港でアートプロジェクトをしているIさんから芦辺港に到着との連絡があり、再び芦辺へ行く。チリトリで合流。昨日世話になったSさんKさんHさんもおられ、代わり映えのしないメンツだ。などという話しで笑う。

Iさんのレンタカーで、一支国博物館、山口温泉、猿岩などを見学。車中で、プロジェクトの話をする。スタンプラリーについての話になり、場所ではなく人に会いにいくスタンプラリーのほうが面白いかもね、という話をした。地域の知恵袋的な人や、面白い人なんかに持っておいてもらい、街歩きというか、訪ね歩きをするというのはどうか。新たな提案ができてしまった。山口温泉付近にあるガラクタをIさんが撮影していたら、かってに撮るなと、おじさんに激怒されていた。久しぶりに激怒する人とされる人を目撃。

一支国博物館には、朝鮮通信使に関する垂れ幕があった。朝鮮通信使のことはまだ全く調べていなかったが、改めて、本当にたくさんの素材となる歴史があるなと思う。

シェアハウスで食事。Yさんには世話になりっぱなしだ。今日も、スープや米、魚などを頂いてしまう。

Iさんの要望でスナックBBに行くことになった。初めての利用。送迎のサービスがあることから、壱岐で人気のスナックだ。タクシーを使うくらいならBBで、もう少し飲んで送ってもらうというような使い方をされるようだ。よくBBのことを耳にしていたので、来ることができて良かった。対応してくれた女子は、アーティスト・イン・レジデンスができたらいいと思っているということを言っていた。アートの話をすることになるとは思っていなかったが、思いがけず面白い話になる。中でも、勝本などで働くイケメン漁師などを撮影してカレンダーにするというプランが浮上し、僕は筋肉質なのがタイプだ♡などという話をして、皆で想像が膨らむ。それから、石田付近は宿が多いが、これはラブホ代わりに壱岐の皆さんが使っているのかと質問したところ、だいたいは屋外や車内で済ますのではないかとのこと。そういう時には、警察がじょじょに近づき光を当ててくるという話や、霊が出そうな海辺ではなく、人通りの少ない駐車場が人気だとかいう話が出る。壱岐は、車が無ければ生活がかなり大変なのだが、これは移動手段というだけでなく、つまり、とても大切な持ち物なのであって、特に結婚前のお付き合いをされている方々にとってはどちらか一方が車を持っているということは、もはや必須のようであった。一時間程して、送りの車を出してもらう。最初に来るべき場所だったかもしれないなと思った。展覧会のチラシを10枚ほどBBに置いてきた。

帰宅。今日も星がすごい。しばらく見ていたら五つは流れ星を観察できた。明日は流星群だ。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする