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午前。昨晩撮影したタイムラプスを編集、映像にする。夜十時頃から深夜二時頃まで撮影したもの。映像を見ると分かるが、最初と最後で空の色が変わる。一時くらいから街の光が消え、背景の空が徐々に黒くなっていく。実際にここのシェアハウスに来ると分かるが、撮影開始した夜十時でも都心と比べると遥かに暗いし、実際外に出ると街灯がないため、しばらくは全く先が見えない程の暗さになる。それでも、十時と二時でこれだけの色の変化があるということに驚いた。そうすると、映像後半でもまだ本当の夜の黒ではないかもしれない。もっと暗い空はきっと恐ろしく美しいのだろうなと想像する。
昔。大分から熊本方面に行く途中。阿蘇にある何とかという名前が付いた道で、風車が一つある場所があるのだけど、そこを一人で運転していた。あんまり暗いから、試しに車を止めてエンジンを消してみた。その瞬間に、物凄い星空が広がる。僕は思わず車外に出て、道の真ん中に寝転がってみたんだけど、人工衛星が動いているのが見えるほどの星空で、しばらくしても目が慣れず、辺りは全く向こう側が見えないほどに暗かった。遠くで牛の声が聞こえていたから、たぶん近くに牛小屋があったんだと思う。壱岐も場所によってはそのくらいの暗さになるのだと思うが、僕の目はあれからもっと悪くなってしまったから、そういう空を確認できないかもしれない。電気がなければ見えるというだけなのに、プラネタリウムはいったい何という発明なんだろうかということも少し考える。
昼前から夕方。BOB-SAITO氏のインタビュー音声の編集。ラジオを放送している部屋で録音していたので、反響音もなく、さすが音源が聞きやすい。七日に三味線の収録をさせてもらえるという連絡が入ったのだが、同じように上手く収録できるだろうか…。準備万端で挑まないといけないので、明日は機材チェックを入念にしなければ。インタビュー音声と記事を編集後、確認してもらい公開。(※インタビュー「BOB-SAITO」)
夕方。博物館に行く。受付の方に声をかけられ、「「こころのかたち」展の関係者ですか?」と聞かれた。僕は入り口のあたりで、ただ立っていただけだし、変な振る舞いは一切していないはずなのだが、なぜそんな質問をされたのだろうか。チラシを見せられたので、僕の名前のところを指さして、「あ。これ。僕です。」と言った。「ああ。やっぱり。私たちスタンプを集めているんですけど、今持っていますか?」とのことだった。(※チラシには三会場全てでスタンプをもらうと、景品がもらえることが書いてある。)初めてスタンプを探している方にお会いしたが、やはり相応の景品を期待されていそうだ。後日、博物館にお持ちしますと言って帰った。(※ちなみに七日以降僕がスタンプを受け取ることができるようなので、それから常時持ち歩きます。お声がけ頂けたらと思います。)
清石浜で少し撮影。海と空の合成映像をつくろうと思ってのことだったが、日が落ち過ぎたので日を改めてトライする。
妻が明日帰るので、せっかくだしと言うことでイオンで壱岐牛のすきやき肉を奮発。普段、鶏むね肉しか食べないので違いが分からないのだけど、確かに繊維質がありつつも噛むと柔らかい、高級な食感の肉だった。
それから、壱岐に来てすぐに購入した相撲のまわしが一人では装着できないから、帰る前に手伝ってもらう。とりあえず付け心地を確認してみた(謎)