プロジェクト概要
「ケーマゲヒンマゲ」とは、このプロジェクトの舞台となる渡良地区の方言で、物事を急造するという意味があります。
舞台となる小崎地区は、海士の街です。今でも30名の漁師がいるとのこと。海底の変化により、漁の形が変わり、生活のスタイルも変わってきています。バブル期くらいまでは鮑漁が盛んであったとのことですが、さらに昔には鯨漁、その後に鰯漁と、主に収穫していたものは昔から変化していたようです。漁の形が変われば、生活が変わり、街が変わり、風習も変わります。そして、忘れられた祭りや唄がある。
この地区には現在お店がありません。このプロジェクトは、この地区に一軒の店のような機能を期間限定で急造し、そこで出会う物語を中心に、街の力を再考しようとするものです。